2016年7月13日(水)に港区立男女平等参画センターにて「女性のリーダーシップが社会を変える 女性版ダボス会議 GSWフォーラム〜2016ワルシャワ大会報告と2017東京大会開催に向けて〜」が開催されました。

Global Summit of Womenとは

1990年にカナダ・モントリオールでスタートしたGlobal Summit of Women(以下、GSW)は、毎年、世界の主要都市を会場に開催され、別名「女性のダボス会議」として知られている国際会議です。他の女性の国際会議との違いは、真の意味でグローバルな国際会議であり、テーマを「女性と経済」にフォーカスしているところにあります。

GSWの目的

  • 「女性と経済」をテーマに世界各国の女性リーダーが経済における女性の活躍を中心にディスカッションを行います。
  • パネリストや出席者としてベトナム副大統領、コソボ大統領、チリ大統領、トルコ首相夫人、マレーシア王国夫人など各国の女性官僚が参加しています。
  • 講演者やパネリストを含めた参加者による世界規模のネットワーキングも大きな魅力の一つとなっています。

2016年6月9日〜11日ポーランド大会について

GSW第26回ポーランド大会がポーランドのヒルトンワルシャワにて開催されました。先進国から新興国まで世界74ヶ国から女性のビジネスリーダーや閣僚などが1000名が参加しました。日本からは過去最高の61名が参加しました。各国の女性大統領や首相を交えたオープニングセレモニーから始まり、ワルシャワ古城での政府主催晩餐会やクラクフ美術館ツアー、世界遺産ビニエチカ塩鉱山ツアーなど会場外のイベントもありました。

7月13日「女性のリーダーシップが社会を変える 女性版ダボス会議 GSWフォーラム〜2016ワルシャワ大会報告と2017東京大会開催に向けて〜」

はじめに、一般社団法人Women Help Womenの西田治子代表理事から開会のご挨拶をいただき、GSWを主催している非営利組織Globe WomenのIrene Natividad代表、Women Help Womenのアン佐渡理事からGSWについてお話をいただきました。Natividad代表は、女性が抱える所得格差、仕事と家事のバランス、職場での性差別などを含む問題は程度が違えど世界共通のテーマであり、そのような問題を提示するだけでなく、具体的な解決策を話し合うことが本大会の特徴であると語っていました。

西田代表理事の「ポーランド大会の概要報告」に続き、当商工会議所の利根川副会頭から「ポーランド女性活躍現状について」と題したプレゼンテーションが行われました。

その後、ユースフォーラムに参加した学生などポーランド大会の参加者が登壇し、体験を話しました。最後に来年の東京大会に向けて西田治子さん、荒金雅子さん、アン佐渡さんのパネルディスカッションが行われ、東京大会への意気込みを語りました。