3月30日、21:00-23:00の日テレの「体感!軌跡のリアルタイム」の番組でポーランド航空16便の胴体着陸事故が取りあげられます。

2011年11月1日、降着装置が故障したポーランド航空のボーイング767型機がワルシャワ・ショパン空港で胴体着陸を行った事故。

空港の歴史において、降着装置が故障した飛行機が不時着した初めての例となりましたが、16便のクルーをはじめとした関係者の適切な対応により、1人の負傷者も出すことなく全員が生還しました。

ご承知の通り、昨年1月から成田・ワルシャワ間で、LOTポーランド航空の直行便が開設されています。

– 事故の経過 –

2011年11月1日、ポーランド航空16便はアメリカ・ニューアーク国際空港からワルシャワに向けて
飛び立った。機長はタデウシュ・ヴロナ。離陸してわずか30分、ヴロナ機長から最初の機械トラブルが
報告された。確認されたのは、集中油圧システム不良。乗客には離陸して3時間後に、故障が伝えられた。ワルシャワ空港に着陸する10数分前にフラップは作動したが、降着装置は降りなかった。緊急着陸するには燃料が多過ぎたため、16便は燃料を消費するために空港周辺を1時間に渡って旋回した。また、重力によって降着装置が降りることを期待したが、それは適わなかった。